捻挫ガイド TOP → 捻挫の基礎知識 ぎっくり腰

ぎっくり腰

一般的にぎっくり腰といえば、腰より下に置いてある重いものを持ち上げようとした時や、もしくは勢いよく振り向くなどというように、体幹を唐突に捻転させた時に起こりやすいとされています。「ぎっくり腰」というのは、こういった状況下で起きる急性の腰痛を表す通称なのです。

正確には「急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)」と呼ばれ、医学的にはこちらの方が正しいといえるでしょう。また日本国内でも呼称は微妙に違い、地方によっては「びっくり腰」などとも呼ばれています。欧米ではその病態の特徴を指して「魔女の一撃」(Hexenschuss,独)などと、少しばかりユニークな呼ばれ方をされています。

ぎっくり腰に関しては、基本的には高齢の方などが発症する可能性が高いとされており、実際よく耳にするのは高齢の方の発症です。しかし日本においては食生活などの生活習慣の変化から、若くてもぎっくり腰に陥ってしまう方も少なくありません。通常なら加齢が原因とされるぎっくり腰ですが、理由としてはこれ以外に「運動不足」が挙げられます。

厳密に言うと「運動不足」そのものが原因というより、「運動不足の方が急に激しい運動をして身体を捻転させる」というのが原因です。現代の日本における生活習慣では、若者も運動不足になりがちな傾向にありますので、このため若くしてぎっくり腰という事態に陥りやすくなってしまうのです。

ぎっくり腰を回避するためには、重い物を持ち上げるときは出来る限り安定した足場で安定した持ち方をし、また恒常的に軽い運動をする習慣をつけることです。


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