捻挫ガイド TOP → 捻挫の治療 靭帯手術

靭帯手術

靭帯が損傷してしまった時、脱臼・断裂などの症状を起こしていた場合は、靭帯手術が必要になります。手術法としては、前十字靭帯が付いていた上下のけい骨・大腿骨に穴を開け、空洞部分に前十字靭帯と代替できる腱を体の別部分から取り出し、上下のけい骨・大腿骨が不用意に動かないよう固定します。体のどこから靭帯と代替できる腱を取り出すか、固定方法はどうするか、様々な要素を考慮した手術法が存在します。靭帯と代替できる腱はおよそ三つ挙げられ、どこを使うかによって手術法は変わってきます。

まず膝の皿のすぐ下にある腱を使う場合、これをBTB法と呼称します。骨と腱の両方を用いるため初期固定力の強いのがメリットですが、取り出した膝部分に痛みが残存する可能性があるというデメリットも存在します。また膝伸展力が低下して蹴る力が弱くなってしまうため、スポーツをよく行う人には敬遠されがちです。

次に半腱様筋腱をという膝の内側後方にある腱を使う場合は、ST法と呼ばれます。メリットとしては手術の傷が目立たないくらい小さいことが挙げられ、また痛みも少なく筋力低下があまりないため、スポーツ選手には好まれる傾向にあります。しかしながらデメリットもあります。人工靭帯を少し使うため体内に人工物が残り、またBTB法に比べて可動域を動かす訓練を始めるのが遅いです。

最後はボーンマルチスクリュー法という、ST法と同じく膝の内側後方にある腱を使うものです。これは術後の運動復帰が早く、また人工靭帯を使わないという特徴があります。しかし固定金属のスクリューを抜き出すことが出来ないため、体内にスクリューが残り続けることになります(BTB法・ST法ならスクリューを抜くことができます)


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